目は合わせなくても大丈夫。

　私たちは今までの経験で面接や会議時、人の話を聞いたり発言をする時は「相手の目を見て！」と言うことを大切に教えられてきたと思います。
もちろん、日常生活において、これは大切なことだと思うのですが、レゴⓇシリアスプレイⓇにおいては、その行為はプラスに働きません。

　相手の目を見る時。それは「相手の顔色を伺う」だったり、「相手に気を遣う」だったりしませんか？ビジネスの場の会議にこれを照らし合わせてみてください。上司や力のある人の反応を気にしながらの発言。本当に自分の言いたい事を伝えることはできていますでしょうか？

　レゴⓇシリアスプレイⓇは、私が出会った唯一の「その場にいる全員が100%会議に参加できる手法」だと感じています。その場では、誰の意見も取りこぼしをせずに各自が自分の感じた事を誰かに気を使うことなく話すことができます。それを可能にするのが会議参加者のTOOL（道具）となるレゴⓇブロックです。

　レゴⓇシリアスプレイⓇでは、相手の目を見る必要は一切ありません。むしろ、目を見て相手に気を遣うのであれば、ブロックだけを見つめてください。それをしていても、個人の内省を深め、相手を感じ、相互理解を深める事ができます。レゴⓇシリアスプレイⓇのこの特性が、例えオンライン実施でも、100%参加で誰の意見も取りこぼしなく行える1つの特徴だと思います。